連日お酢に関する記事を更新していますが、本日はお酢が持つ疲労回復効果についてご説明します。
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疲れの原因
私たちはなぜ「疲れ」を感じるのでしょうか?
原因は以下の2種類に分かれます。
① 「体内でエネルギーが不足している。→食事が足りていない。」
② 「疲労物質の【乳酸】が溜まっている→栄養の偏り、運動不足など。」
今回は①について解説していきます。
体内でエネルギーが不足している。→食事が足りていない。
疲れを回復するためには、エネルギーを補給しなければなりませんが、
体内でエネルギーを作るためには糖質が必要です。
よく、仕事などで「疲れた時に甘いものを食べたくなる現象」に心当たりはありませんか?
あれは私たちが疲れを感じた時に起こる自然な現象なのです。
血糖値が下がると、体や脳が動かなくなりボーッとした状態になり、
体は糖分を欲するようになります。
糖質は疲労回復のポイント
糖分を摂取すると、体はブドウ糖に分解します。
そしてブドウ糖が腸から吸収され、血液に送り込まれます。
血液がブドウ糖を全身に届けることで、エネルギー不足だった細胞や脳が元気になり、疲労が回復する仕組みになっています。
また、一部は「グリコーゲン」という保存用の形に変換されて筋肉に貯蔵されます。
そして、必要な時に身体が取り出してエネルギーにしてくれています。
また、糖質のエネルギーは体内に少量(約400g)しか蓄積することができませんので、こまめに摂取することが必要です。
一方で、急激な糖分摂取は血糖値の急上昇→インスリンの大量分泌→低血糖→糖分摂取欲求の増大という悪循環を引き起こすので避けなければなりません。
「エネルギー不足だ!」といって、必要以上に糖質を摂ってしまうと、かえって体に負担をかけ、
もっと疲労してしまうので甘いものは「ほどほど」がおすすめです。
お酢の疲労回復効果
エネルギー不足にならないためには、必要な時に身体中の組織に糖を供給する「グリコーゲン」を、ある程度蓄積することが重要になります。
また、グリコーゲンでの糖分供給も5〜6時間しか保てないため、「一日三食」は理にかなっていたりもします。
グリコーゲンは、ブドウ糖と果糖を摂取することで生成されますが、お酢はこのグリコーゲンの蓄積に役に立つのです。
つまり、
糖分とお酢を摂る
→糖によってグリコーゲンができる
→お酢がグリコーゲンの蓄積を助ける
→グリコーゲンが血糖を保ちながら全身に糖分を供給してくれる
→疲れが取れやすくなる
というサイクルを生み出せるのです。
少し説明が長くなりましたが、理解できるまで2,3回繰り返し読んでみてください。
お酢の効果的な摂り方
お酢は糖分と一緒に摂るといい、というお話をしましたが、
もう一つ、お酢と一緒に摂った方が良い栄養素があります。
それは「ビタミンB1」です。
糖分の代謝を促進するビタミンB1を一緒に取ることで、効果的にグリコーゲンが生成でき、
疲労回復の促進が期待できます。
糖質やビタミンB1を多く含む食品には、玄米や麦、雑穀があり、
白米にも通常洗い流してしまう「胚芽」の部分に多く含まれていたりします。
ビタミンB1は豚肉、レバー、豆類にも多く含まれていますので、それらを組み合わせた食事が理想的です。
これらの食事に合わせて、食事中や食後にお酢を摂ることで疲労回復に繋がります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はお酢の疲労回復促進の効果について説明しました。
疲労回復のポイントである「糖分」を「効果的に吸収する」ためにお酢は役立つんですね。
「家にはあるけど余りがち…。お酢ってどうやって摂れば…。」
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次回の更新もお楽しみに。